木造 二階建て 約27.5坪
2006年12月竣工
風致地区内に建つ木造2階建ての住宅です。「ぐんま・森林と住まいのネットワーク」の活動により、構造材を産直方式で供給しています。また、建築主家族に実際に森に行ってもらい、林業家に会って伐採を見学するという「顔の見える関係」で家作りに参加してもらいました。「売り手と客」という経済的な関係を超えた人同士のつながりのなかで、やっと地元の木を使うということは可能になります。地元の木で家をつくるお施主さん方はそのことをよくわかって下さっていると思います。この木々でつくられた家をずっと大切にしてくださることでしょう。そして森にもまた遊びに行かれることでしょう…
木の良さを活かすために、内部の壁は真壁を基本として大工さんの手刻みでつくりあげられました。外壁はクリア塗装のみなので、経年変化で味わいが増してくると思います。大工さんは明和町のほりぐち建築さんです。
内部の左官仕上げは今回も白石左官さん。土やすさもたくさん入ったナチュラルな風合いの壁となりました。一部、お施主さんにもしっくい塗りに挑戦していただきました。
梅田の森にて
造園は雑木林風の庭が得意な「彩苑」さんです。コブシやシャラなどたくさんの落葉樹が植えられました。季節感のあるすてきな庭です。木々の成長が楽しみです。